紺野晴/近藤晴夏 初個展直前インタビュー

今月末に初個展を控えた、長雨書房の紺野晴(近藤晴夏)さんに
展示の事や制作についての思いなどをお話ししてもらいました。
聞き手は末太シノです。

紺野晴プロフィール

—なぜ名前が二つ?

—生き物が描きたい

—初個展について


—なぜ名前が二つ?

末太 コンちゃん、展示準備に忙しいとこすみません!進捗どうですか?

紺野 ただ今制作真っ只中です。

末太 そんな時に本当受けてくれてありがとう!まず、気になったのが名前。なぜ紺野晴でなく実名の方を?

紺野 『紺野晴』は「名前がいくつかあったら便利かなー」と作ってみただけだから。実名すごく隠してる訳じゃないし、良いかなと。学生時代は本名でやってたし。

末太 そっかー。そういう改名理由もあるんだね。なんか『ハウルの動く城』の台詞思い出した。

紺野 「自由に生きるのに要るだけ」

末太 それそれ。詩的な理由で素敵だね。わたしはエゴサした時、自分だけがヒットする名前にしたいという俗っぽい理由だったので。本名の方、有名人と被っちゃってるから。


—生き物が描きたい

末太 コンちゃんというと、空とか海の絵のイメージがあります。

紺野 青いやつね。

末太 …おや?こう並べると海空ばかりでもないね、ごめん。でもやっぱりコンちゃんと言えば海と空の絵なイメージがあるんだ、なぜか…。印象深いのは海と空の絵。あ、あとお墓の絵。

紺野 まあ、私も海と空を沢山描いてる気がするから。

末太 理由とかあるの?

紺野 うーん…最初はなくて…きれいだなーってただそれだけで…後付けの理由ならあるっちゃあるけど

末太 大丈夫!そんなもんだよたぶん。絵描きは描いて考える生き物!聞かせて下さい!

紺野 …元々、生き物描くのが好きで。動物とか人間とか。

末太 え!そうだったの?その割に海と空をたくさん描いてますよね…?生き物より描いてない?

紺野 空とか川…水が生きてんのか、と言われれば、まあどうかと思うけど、動くから生きてる、っていうか。
どっちも形が固まってなくて、水で言うと流れや光で色が変わるのが面白い。雲も形がドンドン変わるのが面白い。
「生きてるものを表現したい」っていうのはずっとあって。歌とか歌う人も良いなと思うけど。まあ、自分には絵があってるかなって。

末太 なんかコンちゃんにとっては「生きてる=動いてる」なんだね。

紺野 それが答えじゃないんだけど、わかりやすい。
動いてる=生きてる=時間が経っていく…みたいな。「もののあわれ」になっていくななんか…。「うつろい」が好きなのかな。


—初個展について

末太 個展、今回初めてするんだよね?どうして今回することにしたの?

紺野 まあ、前々からやりたいと思ってたんだけど、きっかけとしては、多摩美の交友会の展示の賞で、個展する人を補助する賞っていうのがあって。
それに応募するにあたって計画的にやろう、と。去年の秋くらいに。

末太 へ〜すごい!じゃあ、かなり計画的に進めてきたんだね。

紺野 うーん、そうでもないんだ…。最初は全部新作で行くぞ!て思ってたんだけど、しばらく絵以外のことで消耗しちゃってて…。制作に取り掛かれたのはゴールデンウィークくらいからなんだ。

末太 まあ仕事あるもんね…大変だよね両立…

紺野 体力が欲しい。

末太 欲しい。

紺野 描くのは楽しい。単純に体力ついていかない。

末太 やーでもえらいよ。3ヶ月前にちゃんと描き出したんだから。

紺野 描きたいのあるのに出せてなくてイライラしてたから。アウトプットできて今は楽しいよ。

末太 何点くらい展示するの?

紺野 学生時代に描いた旧作いくつかと、あと新作10点くらい。

末太 10!?すごい!サイズはどれくらい?

紺野 100号とあと、ポストカードサイズ〜30号くらい。

末太 100号あるのすごいね!それだけでだいぶ迫力の展示。

紺野 100号部屋で寝かせられないからずっと立ててるよ〜。広い部屋に引っ越したい。

末太 あるあるだよね…描いた絵もたまる一方だし。

紺野 描いた作品どうしようってなるよね。捨てちゃうのもありだけど、私はまだ残したいかな。取っといたから、こういう時また展示できる、っていうのあるし。
あ、そうだ。日本画以外にもアクリルで描いたの出すよ。鏡とかサングラスとか。

末太 え!?それに絵描いたってこと?

紺野 うん。鏡はちょうど額に入った鏡があっていいな〜と思って。サングラスは300均で。ウォーターショーで顔びしゃびしゃになるから対策で買ったやつ。まあやるかまだわかんないけど。息抜き。遊びだね。


末太 個展前の忙しい時期にインタビューご協力ありがとうございました!最後に一言お願いします。

紺野 インタビューを見てくださってありがとうございます。仕事をしながら絵を描くようになってから、展示をするのが1つの目標でした。ぜひ展示に足を運んでいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

 

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